こんにちは! ことり( kotori_books00 )です。
先日、やっとペーパーバックを出版しました!
実はこれまで何度も挫折してきました。
私と同じように挫折したことがある方は、たぶんKDPで作り方を調べたのではないでしょうか。
ところがザッと目を通してみると、本当に必要なことってそんなに無いんです。
というよりも、必要のない情報が多い気がします。
だから余計に混乱してしまうんじゃないかと。
だけどペーパーバックならではのルールもあって、目を通しておいたほうが良いこともあります。
そこで余計なことにまどわされないよう(笑)、必要なところだけを読むポイントと注意点をお伝えしたいと思います。
ペーパーバック出版で最初に決めるのが「判型、裁ち落とし、マージンの設定」です。
詳しくはこちらからアクセスできます。
こちらのページを読むポイントと注意点を解説いたします。
判型
読むポイント
判型というのは本のサイズのこと。
ペーパーバック出版で、まず最初に決めるのがこれです。
一般的な本のサイズはこちらですが、文庫本サイズのA6判は作れないのでご注意ください。
ペーパーバックでは、さまざまなサイズに対応しています。
詳しくはKDPで確認することができます。
でも、「米国のペーパーバックで最も一般的な判型」など、「え?知りたいのは日本のことなんだけど?」と突っ込みたくなることが多く出てきます。
もしあなたが日本で出版するのなら、米国は関係ないので読み飛ばしましょう!
詳しい判型を知りたい方は、kdp.amazon.co.jpだけ見ればOK!
注意点
そしてここでMicrosoft Word テンプレートのダウンロードが紹介されているのですが…。
ペーパーバックの作成手順では「とじしろは空欄」にするように書かれています。
(私がWordで設定したときは空欄にできず、0mmにしています)
ところがテンプレートにはとじしろに数字が入っていたので、添付画像をつけてKDPに問い合わせてみました。
そのときのお返事がこちらです。
資料を添付くださりありがとうございます。
はい、ご認識いただいております通り、テンプレートにはとじしろが含まれております。お手数ですが、こちらを空欄にしていただけますでしょうか。(KDPカスタマーサポート)
テンプレートは作成手順とは違っているようなので要注意です。
また、カスタムサイズにする場合は、横101.6~215.9mm、縦152.4~296.9mmにする必要があります。
裁ち落とし
読むポイント
次に決めるのが裁ち落としを「あり」にするか、「なし」にするかです。
これによって、実際につくる原稿ファイルの用紙サイズが変わるので大事なポイントです。
サクッと説明させていただくと…。
本を裁断するときは、裁断が数ミリずれることがあります。
このとき、ページの端まで印刷されずに切れてしまうことがあります。
端まで見せたい画像や背景などが切れてしまったら悲しいですよね?
なので、この場合は「裁ち落としあり」にして原稿ファイルの用紙サイズに裁ち落とし分を足します。
《裁ち落とし分》
横:3.2mm 縦:6.4mm
これを判型(本のサイズ)に足すだけで裁ち落とし用のサイズになります。
裁ち落としのイメージがわかない…という方は、KDPのページに写真が紹介されています。
それをご覧いただければ少しイメージがわくかも。
注意点
KDPのページではミリ、センチ、インチが混在しているため、少しわかりにくくなっています。
あなたが原稿ファイルで使用する単位だけを見てください。
また、ここで紹介されている「たとえば〜」の数値は計算が間違っているようです(2022年9月23日現在)。
「たとえば〜」のところはスルーしましょう。
マージンの設定
読むポイント
マージンは余白のことです。
KDPのページでは、最低必要なマージンが決められています。
このマージンを設定することで、本文が入るスペースが決まります。
本のページ数と裁ち落としあり・なしによって最小マージンが変わるので、ここはKDPを参考にしてみてください。
注意点
ただ、最低必要なマージンだからといって、そのまま原稿ファイルにそのマージンを入力すると、マージンが狭すぎてかなり窮屈な本になると思います。
また、ここではページ番号のことは触れられていません。
たとえば、24~150ページの本では、裁ち落としなしで外側マージンが6.4mm必要です。
外側マージンは、それぞれの数値です。
この6.4mmを下のマージンで設定してしまうと、ページ番号がマージン部分にかかってしまうので注意が必要です。
ペーパーバック出版をやさしく解説した本を出版中です。
↓ ↓ ↓
この記事がどなたかたのお役にたてたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!