こんにちは! ことり( kotori_books00 )です。
今日はKindle本の固定レイアウト型について書いてみたいと思います。
Kindle本のレイアウトは2種類
Kindle本には2種類のレイアウトがあるのをご存知ですか?
リフロー型
リフロー型はおもに小説などの文章がメインの本で使われているレイアウト。
読者が文字の大きさを拡大したり縮小したりと自由に変えることができるのが特徴です。
固定レイアウト型
固定レイアウト型はおもに雑誌や写真集など、写真や図表が多い本で使われているレイアウト。
1ページずつ画像になっているため、こちらが意図したようなレイアウトで表示することができます。
最近の傾向は…?
ただ最近では、文章がメインの本でも固定レイアウト型になっている本が増えてきています。
「固定レイアウト型にしたほうがメリットが大きい」と思われる方は固定レイアウト型に変更しているというのが私の印象です。
私もほとんどの書籍を固定レイアウト型に変更しました。
読者からみる固定レイアウト型
ところが読者の方の中には固定レイアウト型が苦手な方も多いようです。
この記事を読んでいただいているあなたはいかがでしょうか。
私はここ数年で小さな字がほとんど読めなくなりました。
老眼鏡が必要になってきたお年頃です。
都内の通勤電車は激混み。
ギュウギュウに押し込まれるなかで老眼鏡をかけたりはずしたりするのはちょっと難しいです。
だからダウンロードしたKindle本を通勤中に読もうと思っても、数ページ読んだだけでやめてしまう……ということが何度かありました。
読者にやさしい本づくり
Kindle本を制作する側としては、できれば読者にやさしい本をつくりたい。
私はそんなふうに考えています。
ハイライト機能のように、リフロー型にはできても固定レイアウト型にはできないこともあります。
でも、固定レイアウト型にもメリットはたくさんあります。
固定レイアウト型の作り方
そこで先日、「スマホでも読みやすい」「読者にやさしい」をコンセプトに、「固定レイアウト型の教科書」を出版しました。
以下のような内容を解説しています。
・私が経験したリフロー型のトラブル
・固定レイアウト型のデメリット対処法
・読者にやさしい本づくりのポイント
・固定レイアウト型のファイルのつくり方
また、固定レイアウト型では外部リンクを貼るためにちょっとしたコツがいるんです。
そのあたりも図解入りでわかりやすく解説してみました。
Kindle出版 固定レイアウト型の教科書―読者にやさしくスマホでも読みやすい作り方
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